【高利回り資産】インフラファンドの比較結果を確認します!
最近、インフラファンドの価格上昇がすさまじいです。
個人投資家が大好きな”利回り水準”が、株・債券・REIT、全資産の価格が上昇し続ける内に低下し続けています。
国内REITは最たる例でしょう。機関投資家も一緒になって利回りを追い求め、価格がつり上がっています。
インフラファンドも8~9月頃から、価格は急上昇しています。利回りが残っている資産として注目が集まっているのでしょうか。
インフラファンドへの投資では、投資物件のFITの残存期間が重要だと考えています。
2019年2月にブログで下のような記事を書きました。
この記事では、FITの残存期間と現在の分配金利回りからインフラファンドを比較しました。
比較はしましたが、その後の価格はどうなっているのか?確認してみます。
2月に行った比較
2月に書いた内容を再掲します。考え方を再紹介させて頂ければと思います。
将来期待できる分配金額を求める
物件取得価格と残存期間を加重平均することにより、インフラファンドごとにFITの平均残存期間を算出します。
これに2019年度の予想分配金をかけることで、ファンドを保有し続けることでFITによる恩恵を受けつつ、将来取得できる分配金を予想します。
下表の一番右の系列です。
(パネルの劣化等で賃料が下がり分配金が下がること等は、ここでは考慮しません。)
※2019/2/15時点
株価と比較する
先ほど算出した将来合計分配金を現在の株価で割ることで、投資金額の何倍の分配金を見込むことができるのかという「倍率」を求めます。
カナディアン・ソーラー・インフラの倍率が1.36と最も高い数値になっています。
2月時点では、「カナディアン・ソーラー・インフラ」が一番お買い得なのでは?という結果でした。
※「将来合計分配金」、「倍率」というのは造語であり、ファンド間比較をするための指標であり、実際に投資をして取得できる分配金や倍率を表している物ではございません。
>>この考え方については、こちらの記事もご参考ください。
【高利回り投資】上場インフラファンドの銘柄比較 - 20代の資産運用記録~長期投資~
経過比較
ということで、2月に記載した記事で、
カナディアンソーラー、東京インフラ、エネクスインフラの価格が割安。
一方、いちごグリーンインフラ、タカラレーベンインフラが相対的に割高。
としていました。
結果
前に記事を書いた2019年2月15日からのインフラファンドのリターンは以下の通りです。
- 期間:2019年2月15日から2019年11月1日
- 分配金再投資前提
どれも気味が悪いほどあがっています。
相対比較の観点からは、東京インフラ、カナディアンソーラー、エネクスインフラの価格の上昇が著しいというものでした。
このあたりは、上手いこと予想が当たっていたとしても良いでしょうか?笑
今(2019/11)投資するなら
データを簡易的にアップデートしました。
前提は、
- 平均残存期間:大きな発電所の取得等がないとの考えのもと、8ヶ月分引いただけ。
- 2019年分配:既に分配金が確定したものを反映
- 価格:2019年11月1日の終値
です。(雑です。)
お買い得であろう銘柄は、カナディアンソーラーか日本再生可能エネルギーとなっています。
タカラレーベンインフラは相対的に買われすぎと言ったところでしょうか。
最後に
こんな記事を書いておいてですが、
今のインフラファンドの価格では、買い増しはしたくないというのが私のスタンスです。
1年前に買っていた水準と比較すると、手が出ません。
今回紹介した指標の他にも、
- FIT価格の低い(残存期間の長い)太陽光発電所を仕入れかつ、分配金水準を維持
- 太陽光発電所以外でFIT寿命を延ばす
みたいな動きがあれば、その銘柄を買う動機になるかもしれません。
現在のところ、そのような動きは見られませんが、情報は追っていきたいと思います。