【SBIソーシャルレンディング】地域創生ローンファンド1号(札幌)の募集。ファンドの出口が明確!

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11/12にSBIソーシャルレンディング より、新ファンドシリーズが募集されます。

(このファンドを地方創生と呼ぶのかは、微妙な感じがしましたが・・・)

毛色としては、SBISL不動産ディベロッパーズローンファンドに近いでしょうか。

見ていて個人的に気になるポイントが2つありました。

  • ファンドの出口
  • 管理手数料の低さ

最近投資したい案件も少なかったので、投資することにしました。

ファンド概要

概要図

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※SBISLのHPより

ファンド条件等
  • 名目利回り:5.0%(年率)
  • 予定運用期間:10ヶ月
  • 募集期間:11/12 10:00~
  • 募集額:4億1,000万円
  • 担保:借手が取得予定の事業用地(札幌市)
  • 担保価値:1億800万円
  • 価値の算定:取引事例比較法により算出した土地価格に100分の70を乗じ、早期売却を想定した担保処分価値を算定

現状の担保価値以上の募集がかかる、特別な保証も特段ありません。

貸し付け額(4.1億円)は、事業用地にホテルを建てた後、収益をどの程度生み出すのかを逆算して決定されています。

この部分は、ソーシャルレンディング業界では、太陽光発電ファンドに近いでしょうか。

このリスクは低くない事を考慮に入れて、投資判断および額を決定する必要があるでしょう

しかし、名目利回りは5.0%ということで、昨今のSL業界の利回りが低下傾向にある中、比較的乗っている水準だと思います。

リスクリターン、裏返しですね。

借り手について

借り手の情報等は、会員限定となっていますので、募集ページよりご確認ください。

ただし、資金の借り手が東証マザーズ上場企業というところまでは、以下リンク先で公開されています。

最近、この手の謳い文句が多くなっている様な気がします。

地域経済の活性化を目指す新商品『地域創生ローンファンド』組成のお知らせ | SBIソーシャルレンディング|貸付型クラウドファンディング

また、「地方創生」という単語が出てくるプレスリリースが8月に公開されています。

そちらも参照頂くと良いかと思います。

霞ヶ関キャピタル、玄海インベストメントアドバイザーとのアパートメントホテル開発における業務提携のお知らせ | SBIソーシャルレンディング|貸付型クラウドファンディング

ポイント

出口戦略

募集ページに以下、記載がありました。

今回、借手は本ファンドからの借入金により、事業用地(北海道札幌市)を取得し、ホテル案件としてのプランニングを行い、付加価値を高めた後、借手が組成するファンド等へ売却を行うことで、引き続き開発プロジェクトに関与し、地域創生に貢献することを計画しています。 

土地取得後、建築開始前後まで持って行き、本ファンド借り手が組成するファンドに売却をすることを一つの出口として持っているようです。

借り手企業がこのプロジェクトを諦めるようなことにならない限り、exitはされる形になります。

我々投資家からすれば、魅力的です。

管理手数料

最近のSL事業者は平気で手数料を年間で2%前後とっていきます。(インデックス投資家が見たら、大騒ぎしそうです・・・)

SBISLのファンドは業界他社比で良心的だと思っていますが、当ファンドは「0.5%」と更に引き下げてきた印象があります。

投資家の受け取ることのできる果実が大きくなっているという観点からも、魅力的だと思いました。

最後に

借り手企業の連帯保証がついていればなあ・・・と思う点もありますが、利回りが乗っていると考えることにします。

折角の1号案件。自信のあるファンドが来ているという楽観的な推察も、ある程度込めた上で、投資することとしました。

(クリック合戦に敗れるかもしれませんが・・・)

あと、要望をだすならば、募集告知は募集の数営業日前にして欲しいですね。

ブログ書く時間もないですし 笑

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