SBIソーシャルレンディングから利率変更でファンド再募集。SBISLメガソーラーブリリアントローンファンド2号
先日紹介した、「SBISLメガソーラーブリリアントローンファンド(愛称:かがやき)」
資金の集まりが悪く、条件を変更して再募集の告知がありました。
前回ファンドは私も見送りましたが、今回の条件であれば投資しようと考えています。
ファンド内容
ファンドコンセプト
ファンドのコンセプト詳細は前回記載した記事にまとめております。↓↓
SBIソーシャルレンディングから新シリーズファンド募集、比較対象はインフラファンド!?
ここでも簡単に紹介します。
既存の太陽光発電開発ファンド(かけはしシリーズ)の借り換え案件です。
すでに開発が終了した稼働済み太陽光発電所が対象となります。
従って、開発案件よりも利率は下がります。(途中で開発がポシャる・・・というリスクが無い)
本ファンドの肝は、運営中の発電所につき、想定している金額で売却orさらなる低金利で借り換えができるかどうかです。
前回からの変更点
ファンド条件(変更部分を赤字にしています。)
- 予定年間利回り:3.0% ⇒ 5.5%
- 運用期間:約12カ月(2019年3月下旬~2020年3月末日)
⇒約10ヶ月(2019年4月中旬~2020年2月中旬) - 募集額 7億5,000万円
- 担保評価総額 8億円
利率は2.5%上昇、運用終了日も1.5ヶ月ほど前倒しとなっています。
前回紹介した記事で、2~3%くらい利率上がらないかなという願望混じりのコメントをしましたが、ちょうどその水準になっています。
また、借り換え元案件である「SBISLメガソーラーブリッジローンファンド11号」は2019年4月末で運用期間が終了します。
このファンドの分配を行うためには、このタイミングでの募集はリミットぎりぎりでしょうか。
資金をどこからも集めきれないまま、4月末を迎えれば、「既存ファンドの利率7.0%+遅延による上乗せ金利」分を支払うことになってしまいますからね・・・
このような事情もあり、利率を一気に2.5%も上げたりしたのかなとも思いました。
売電収入
売電収入も再掲されていました。数値に変更はありませんでした。
担保総額8億円を資産規模とすると、売電収入は年率で10%程度です。
SBISLの手数料(年率0.5%)、諸経費や売電収入の下振れリスク等も勘案すると、事業者(借り手)のファンド運用期間中の手取りは薄そうです。
1年後に、高値での売却or低利率での借り換えができないと美味しくないでしょう。
インフラファンドとの比較
上場インフラファンドの表面的な利回りと比較するのは、いろいろ間違えていそうですが、現状は6~7%程度です。
これらと比較しても、見劣りしない水準まで利率が上がっているので、投資家が集まりそうな気がしています。
(当該案件の利率は5.5%となっていますが、運用中に5.5%乗るのであって、運用待機中や終了後の一定期間は利率が乗らない点にもご注意ください。)
勿論、利回りだけでなく、流動性リスク(インフラファンドに軍配)や価格変動リスク(ソーシャルレンディングに軍配)など様々な観点からの視点も重要ですが。
最後に
SBISLは信頼に足る事業者と判断している一方、投資額を増やすことがなかなかできないので良い機会だと思っています。
GILからの償還金もあるので、その資金はこっちに回しても良いかなとの思いもあります。
これからも様々なファンドシリーズが出てくることを期待しています。