【クラウドクレジット】高利回り・高金利を期待できる事業者??
ソーシャルレンディング投資をされている方で、クラウドクレジットを知らない方はいないかと思います。
私がクラウドクレジットに抱いているイメージは
「事業者リスクは低いけど、リスクの割にリターンが低いファンドが多い」
です。
どういう意味なのか、少しだけ紹介させていただきます。
(私は口座開設は済ませていますが、現在の投資額は0です。)
事業者リスクについて
この点が低い事に関しては、他のメディア等で紹介されている通り、私も同意見です。
出資企業
さまざまな企業からクラウドクレジットは出資を受けています。
※クラウドクレジットのHPより
見覚えのあるロゴはありませんか?
maneoも同様なので、あまり全面に出すのも気が引けますが、プラスであることは間違いないでしょう。
メディア露出の多さ
お知らせ「ガイアの夜明け」にてクラウドクレジットが紹介されます|クラウドクレジット
上記リンク先にある通り、誰もが知っていて、影響力の大きなメディアで紹介されたのは、クラウドクレジットが初めてなのではないでしょうか。
社長のtwitterでの発言がこまめにある点や、セミナーの開催等、情報発信は細目に行っている印象があります。
問題を起こしている事業者は、みな、このあたりへの取り組みが薄かったように思います。
事業者への信頼感をプラスへと働きかけていると思います。
個別ファンドについて
クラウドクレジットでは、さまざまなファンドが募集されています。
償還実績が豊富という観点からは、
- 東欧金融事業者支援ファンド(円ヘッジ、現地通貨共にあり)
- マイクロローン事業者ファンド(円ヘッジ、現地通貨共にあり)
等でしょうか。
これらのファンドは、それなりに金利も乗っていて(円ヘッジベースで6~7%程度)魅力も高いと思います。
そのほかにも、新興国での事業を対象としたファンドも多数あります。
新興国事業ファンド
新興国事業を対象としたファンドも多くあります。
- ナイジェリア未電化地域支援ファンド4号(ナイジェリア・ナイラ建て)
- アフリカ未電化地域支援ファンド3号(ウガンダシリング建て)
ナイジェリアファンドは期間6ヶ月で、金利は13.0%。
ナイジェリア未電化地域支援ファンド4号:ソーシャルレンディング商品情報|クラウドクレジット
アフリカファンドは期間25ヶ月で、金利は10.6%で募集されていました。
【ウガンダシリング建て】アフリカ未電化地域支援ファンド3号:ソーシャルレンディング商品情報|クラウドクレジット
数字だけ見ると高いように見えますが、あくまでも現地通貨ベースでの金利ということに注意が必要です。
為替リスクがつきまとうという表現や注意はクラウドクレジットや他のブログでもよく記載があります。
その通りです。新興国通貨のボラティリティは非常に激しいです。そこでのリスクも大きくのしかかります。
ただし、金利水準については、「高金利」としか言及されておらず、違和感を覚えることが多いです。
金利水準のチェック
この節は、私独自の見解です。とリスクヘッジしておきます。。
2019年現在、日本の金利は0%を切っています。
日本の1年国債の利回りは▲0.2%程度です。
ソーシャルレンディングのファンド(満期1年)の金利が円ベースで5.0%であれば、
- 5.0-(-0.2)=5.2%
で、5.2%分だけ、国債と差があり、そのファンドが国と独立して持っているリスクに対して、5.2%のリターンを享受することができています。
私は、このように、その国の政策金利や国債利回りに対して、差がどの程度あるのかに魅力を感じます。
新興国の政策金利や短期国債の金利水準はどうでしょうか?
- ナイジェリアの6か月国債の金利は11.6%。
- ウガンダの2年国債の金利は12.2%。
クラウドクレジットのファンドは、
- ナイジェリアファンドは期間6ヶ月で、金利は13.0%。
- アフリカファンド(ウガンダシリング建)は期間25ヶ月で、金利は10.6%。
クラウドクレジットファンドの金利と新興国国債の金利は、ほぼ変わりません。
- ナイジェリアファンドのスプレッド=13.0-11.6=1.4%
- アフリカファンド(ウガンダ)のスプレッド=10.6-12.2=-1.6%
例として2つしか挙げていませんが、このようなファンドが複数あります。
そもそもウガンダという国をよく知りませんし、「ウガンダ国」と「クラウドクレジットで募集しているファンド」に対する信頼感はどちらも変わらない!!という判断なのであれば、この金利水準でもよいのかもしれませんが。。
私はこれらのファンドに魅力を感じません。
とっているであろうリスクの割に、リターンが低く感じます。
肩をもつのであれば、新興国の国債を買うこと自体ハードルが高いので、それに似たような特性(国)を持つことができるという点に意味があるといったところでしょうか。
※金利水準は以下サイトより参考しました
最後に
高金利という単語だけ飛び交っていて、「それはそうだけど…」というモチベーションで紹介させていただきました。
ただ、事業者としては、ある程度信頼のおけることは事実とも思います。
ファンド償還実績のある、東欧金融事業者支援ファンドやマイクロローン事業者ファンドは投資妙味があるようにも思えます。
クラウドクレジットは、他事業者以上にファンド選択が重要であるといえるでしょう。
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