マネオマーケット系列各社で不穏な動き続出・・・まとめ!【アメリカン/ガイアファンディング、クラウドリース】

自分が投資をしていない事業者はあまり触れてこなかったのですが、maneoマーケット内でネガティブな意味合いでの動きが多くなっています。

スルーしすぎて、ポジティブ記事ばかりになるのも癪ですので取り上げてみようかと思います。

今回取り上げるのは、

  • クラウドリース
  • アメリカンファンディング
  • ガイアファンディング

です。

引用が多くなってしまい、長い記事となっていますので興味のある事業者の内容だけでもご参考ください。

クラウドリース

以前より、クラウドリースのファンドの元本返済は全て滞っていました。

追い打ちをかけるように、2019/4/5付けでmaneoマーケット社がクラウドリースのHP上でお知らせをアップしました。

株式会社Crowd Leaseを営業者とするファンドにかかる返済金を含む資金の処理につきまして、4月4日の 17 時 00 分頃、確認を要する事項を認識したことを受け、システム上の返済処理及びそれに伴う結果反映処理を一時的に停止いたしておりましたが、再開いたしました。
上記時刻に当社が受領したCrowd Lease社の当社宛の通知において、
Crowd Lease社は、4月 10 日の配当期日のファンドの支払を停止する、回収に向けた業務は継続する、今後の対応を弁護士に委嘱したなどとしています。
現在、上記通知の趣旨や背景、Crowd Lease社の財務状況、ファンドの運用状況などを確認すべくCrowd Lease社に接触を試みておりますが、詳細を把握する立場にある役職者との接触ができておらず、有益な情報は収集できていない状況です。また、現時点において委嘱先弁護士の詳細情報につきましても明らかにされていません。
当社は、引き続き情報の収集に努めるとともに法的対応も検討いたしております

※maneoマーケット社からの連絡

https://www.crowdlease.jp/information/news?id=3129

内容は、maneoマーケットとクラウドリース社の連携がとれていないというものです。

maneoマーケット社は他の事業社の管理監督が全くできていないことが、ここからも容易にわかってしまいます。

あと、法的対応という単語をよく見るようになった気がします・・・

アメリカンファンディング

2019/3/26付けで、以下お知らせがHP上にアップされていました。

弊社で募集、運用を行っておりますテキサス州の案件につきまして、
貸付先事業者より委託をしております建築工事業者による工事の進捗状況が芳しくなく、
物件により工事作業が当初の建築スケジュールに比べて大幅に遅延していることが判明いたしましたため、同一業者による案件の募集をキャンセルとさせていただき、現在、状況確認を進めております。

投資家の皆様におかれましては、ご心配とご迷惑をおかけしておりますことを心よりお詫び申し上げます。

アメリカンファンディング株式会社
maneoマーケット株式会社

この後4/2付けで、4月満期ファンドの元本返済が延滞したとお知らせが上がっています

https://www.americanfunding.jp/information/news?id=443

アメリカンファンディングの場合は、まだ特定のファンドが延滞しただけであり、事業者リスクが露呈しているわけではありませんが、不穏であることは確かです。

ただ、アメリカンファンディングとmaneoマーケットが連名となっている点は、他事業者と違い、連携はとれていることが窺えます

 

ガイアファンディング

ここは私も投資しています。

・投資ファンド一覧

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【ガイアファンディング】期失・遅延情報(201901)

↑リンク記事で、2019年1月末時点の延滞ファンドの進捗状況をまとめています。

これ以降、記事としてまとめていませんでしたが、進捗があまりにも乏しく特筆すべきことがなかったからです

3月に入ってからは、ガイアファンディングから1ファンド分およびマネオマーケット社から4ファンド分の経過連絡をメールで受けています。

以下少し長いですが、いくつか掲載します。

テキサスロジスティクスファンド1-10号

前回のご報告内容(2019年1月30日配信)----------------------

【案件概要】
案件所在地は、テキサス州ファーマーズブランチ市です。
当該案件は2018年1月に、仕入れ資金(物件購入代等)として募集いたしました。

【現状および今後の計画】
購入した倉庫のリノベーション並びにテナントの募集を進めている最中です。
テナント契約が完了した時点で、米国の投資家資金によるリファイナンスを予定しております。
返済時期については、判明次第すぐにお知らせ致します。

-------------------------------------------------ここまで
【最新状況】
現在、リノベーションは順調に進んでおります。
テナントからの問い合わせもあり、実際に交渉も進んでおります。
テナント契約が完了した時点で、米国の投資家資金によるリファイナンスを予定しており、
こちらは前回のご報告から現時点で変更はございません。

※ガイアファンディング社からのメール文より

 ダラスレジデンシャルコミュニティファンド1-7号

【案件概要】
案件所在地は、テキサス州ダラス市です。
当該案件は2018年2月に、仕入れ資金(土地購入代・工事費等)として募集いたしました。

【現状および今後の計画】
開発許可の審査中で、まもなく許可を取得する見込みです。
早期返済に向けて、米国の投資家資金によるリファイナンスに取り組んでおります。
返済時期については、判明次第すぐにお知らせ致します。
(ガイアファンディング社からのメール文の抜粋、ここまで)

現在、上記ガイアファンディング社からの報告内容について、投資家の皆様からお問い合わせ頂いた内容も踏まえ、
当社からガイアファンディング社に対して以下内容で質問および要望を出しております。

・「開発許可の審査中で、まもなく許可を取得する見込み」の部分について、状況が確認出来る資料の提出および説明
・「米国の投資家資金によるリファイナンスに取り組んでおります」の部分について、米国の投資家資金の調達についての具体的な説明および現在の取組状況についての説明

当社の独自調査により、対象不動産について現在工事等は行っていないことを確認いたしました。
また、売却活動等について、インターネットを介した募集活動および対象不動産現地における募集看板の設置等は行われていないことを確認しております。
尚、ガイアファンディング社からは対象不動産の売却活動をしているとの報告は受けておりませんので、ガイアファンディング社の報告内容との相違はございません。
当ファンドのNote(金銭貸借に係る書類)、Deed Of Trust(担保設定に係る書類)等の資料につきましてはガイアファンディング社より提出を受けており一定の確認は出来ておりますが、引き続き提出書類の内容について、当社の調査結果を基に裏付け確認を進めております。

※マネオマーケット社からのメール文より

 サンフランヒルズローンファンド1-15号

【案件概要】
案件所在地は、カリフォルニア州サンフランシスコ、テレグラフ地区。
サンフランシスコ湾そしてその対岸を眺望できる丘の上に位置しています。
当該案件は2017年11月に、仕入れ資金(リファイナンス・工事費等)として募集いたしました。

【現状および今後の計画】
開発許可の審査中です。開発許可の取得後に、許可取得済み物件として開発業者に販売もしくは、このまま開発を続け、物件完成後に売却、返済を見込んでいます。返済時期については、判明次第すぐにお知らせ致します。
(ガイアファンディング社からのメール文の抜粋、ここまで)

現在、上記ガイアファンディング社からの報告内容について、投資家の皆様からお問い合わせ頂いた内容も踏まえ、当社からガイアファンディング社に対して以下内容で要望を出しております。

・当ファンドの募集時においては、「工事申請許可は済んでおり、これから全面改築を行うところ」と説明がされていたが、配信メールでは「開発許可の審査中」との内容であった。許認可についての言葉の定義が曖昧であり、誤解を生じる文面でもある為、許認可にかかわる言葉の定義を行い、現状についてわかる資料を提出の上、詳細な説明を求める
・「許可取得済み物件として開発業者に販売もしくは、このまま開発を続け、物件完成後に売却、返済を見込んでいます」の部分について、許可取得済み物件としての売却活動についての見通しの説明
・「このまま開発を続け」とあるが、仮に物件完成後に売却となった場合の返済に至るまでの期間の説明

当ファンドに係るNote(金銭貸借に係る書類)、Deed Of Trust(担保設定に係る書類)等の資料につきましてはガイアファンディング社より提出を受けており、
引き続き提出書類の内容について、当社の調査結果を基に裏付け確認を進めております。
また、ガイアファンディング社に対する個別のファンド毎の具体的な償還および分配計画の回答を要求している件につきましては、引き続き要請をしてまいります。
※マネオマーケット社からのメール文より
  • ガイアファンディングから連絡が来た案件は、一応進捗しているから投資家側にガイア社から連絡が来ている。(大して進捗無いけど・・・)
  • マネオマーケット社から連絡の来ている案件は、案件としての進捗がないためガイア社から連絡は来ない。一方、マネオマーケット社からしたら、仕事しているアピールをしないといけないので、仕方なく連絡した。

穿った見方ですが、このように思えてしまいます。

maneo本体やグリーンインフラレンディングは登録者数・貸付金額も多く、話題になっており監視の目が強い様な気がします。

一方で、ガイアファンディングは上記2社と比較したら小規模ですし、各メディアからのバッシングも緩く感じます。さらに、maneoと違ってソーシャルレンディング事業を継続するつもりもないので投資家をないがしろにしても支障なし、と考えているかもしれない(邪推)。。

そんなこともあり、グリーンインフラレンディング以上に返済には時間がかかるし、返済額も厳しい物になるのではと予想しています。

最後に

上で紹介した内、投資しているのはガイアファンディングだけです。

別営業者であろうとも、同じマネオマーケット内で延滞が起こるのは精神衛生上良くないです。

ソーシャルレンディングの評判が落ちるという点でも、マイナスです。

マネオには再起を図るためにも、しっかりと各営業者との連携・回収作業を行っていただきたいです