三菱UFJ国際投信で直販が開始!でも、ネット証券でいいや・・・
三菱UFJ国際投信で2019/3/1より、投資信託の直販が開始されました。
愛称は「mattoco」というらしいです。
先日、以下ツイートをしました。
三井住友アセットと三菱ufj国際で直販始めます!的な記事出てますね。
— sikennbisya@資産運用 (@sikennbisya1) February 4, 2019
パッシブ投信の直販なんて、運用会社側のコストかかるだけで旨味ないと思うんだけど。
運用会社が直販業務を行ったところで、投資信託の販社報酬分を多くとれるだけ。
直販で相当な残高を積み上げないと、システム構築や事務負担が増えるだけで、運用会社側は赤字になるのではと思います。
(金融業界のシステム開発は時間がかかるイメージで、ここまで来るのだけで大変だったろうなとも。)
どんな施策で売り出していくのだろうか?と注目してましたが、口座開設の意欲が湧くサービスではありませんでした・・・
紹介させていただきます。
各種内容
三菱UFJ国際投信から、プレスリリースが出ています。
https://www.am.mufg.jp/text/release_190301.pdf
取り扱いファンド一覧
※上記プレスリリースより
eMAXIS Slimシリーズが多いのは好感が持てます。
また、最適化バランスシリーズの信託報酬はいずれも0.5%でした。
eMAXIS Slimシリーズを売っても大して実入りはないので、バランスファンドのいずれかを売っていきたいという所でしょう。
サービス内容は?
プレスリリースにこんな文章がありました。
主に子育て世代を対象に、お子さまの未来を広げる「学資投資」をご提案します。お子さまの将来の夢を資金面で諦めないために、投資信託を活用した長期・分散・つみたて投資により、お子さまの夢を応援します。
ここに書いてあるような物をサポートするために、以下のようなページが用意されていました。
mattocoチョイス | mattoco(マットコ) | 三菱UFJ国際投信
初めに以下のような画面から、目的(子供の受験費用のため、留学費用のため etc)を決めることで、いくら資金を貯める必要があるのかを考える。
次に、何年間でその額を貯めるのかを設定すると、推奨ファンドが現れてくると言った具合です。
狙っている層は子育て世代とのことで、それはいいです。
ただ推奨ファンドを選んでくれるというシステムに目新しさはなく、また、上のような画面で目的を決め、目標金額を決める意味がよくわかりませんでした。
センスが感じられないというか、何というか。
既存ネット販社と比較すると・・・
ファンド数も少なく、資産形成をするという点で不親切なファンドが紛れ込んでいるということもないです。
ターゲット層であろう、今まで投資と遠かった人達にとっては親切です。
ここは評価されるべき点でしょう。
では、既存投資家の観点からはどうでしょうか?
SBI証券や楽天証券では、投信の保有残高に応じてポイントがもらえます。
mattocoのサービスでは、特にありません。(積み立て応援キャンペーンなるものがあるようですが、恒常的な物ではないので考慮外とします。)
「販社報酬分の半分はポイントで還元します!!」みたいな、目に見える形でお得感が無ければ、既存投資家が振り向くことはないでしょう。
最後に
私が口座開設するかと問われれば、しません。
SBI証券で良いです。
ネット証券で口座開設をしていないような投資初心者に、このサービスをいかに宣伝するのかが肝になるでしょう。
今はあまり話題にもなっていませんので、今後の動きを見守っていこうと思います。