【SBIソーシャルレンディング】カンボジア・マイクロファイナンスローンファンドは見送り・・・

SBISLで新たなファンドの情報が出ていました。

「SBISLカンボジア・マイクロファイナンスローンファンド」というそうです。

個人的に投資欲が湧く物ではなかったのですが、SBISLにはソーシャルレンディング業界の中で最も信頼を置いているので、取り上げたく。

(ソーシャルレンディング業界で匿名化が進むにつれて、会員限定情報が多くなり、あまりブログで紹介する意味も無くなっているのですが・・・)

内容

ファンドの内容は、SBISLで確認することができます。(登録不要)

以下、引用となります。

ファンドコンセプト

本ファンドは、カンボジアの貧困層や零細事業者を対象としたマイクロファイナンスに対する資金供給をテーマとしています。
本ファンドによる融資を通じてカンボジアの貧困層や低所得者層に小口融資などのマイクロファイナンスサービスを提供することで、人々が貧困から脱して自立した豊かな生活を営むことができるよう支援していきます。

また、フィンテックが生み出した貸付型クラウドファンディングである「ソーシャルレンディング」と、貧困層への小口融資などの「マイクロファイナンス」を組み合わせることで、分配金による『ファイナンシャルリターン』と新興国の社会問題・課題等の解決という『ソーシャルリターン』の両立を目指します。

借手(東証マザーズ上場)のカンボジア子会社のマイクロファイナンス事業

マイクロファイナンス(小規模金融)は、主に発展途上国において、貧困層や零細事業者に向けて、小口の貸付け・貯蓄・保険サービスなどを提供し、貧しい人々が自立し、貧困から脱することを目指すサービスです。
途上国の貧困層の多くは、農業や家畜、野菜の販売、雑貨店などの仕事や事業に従事しており、一定の収入を得ています。これらの事業をより拡大し、収入向上を図るためには資金が必要です。しかし、貧困層や零細事業者は、伝統的な銀行や保険会社などが提供する金融サービスにアクセスすることができません。マイクロファイナンスは、これらの発展途上国で金融アクセスのない人々に、少額の金融サービスを提供することで貧しい人々の所得の向上を支援しています。

最近、この手の案件が増えてきているように思います。

クラウドクレジットの十八番分野に、各事業者が進出しつつあると行ったところでしょうか。

ファンド条件
  • 借手資金使途 :(東証マザーズ上場)のカンボジア子会社に対する貸付資金
    ※借手のカンボジア子会社が行うマイクロファイナンス事業における事業資金
  • 予定年間利回り:3.8%
  • 運用期間:約12カ月
  • 募集額:2億円

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※SBISLのHPより、投資家限定情報を管理人が削除した図

利回り3.8%は低いと捉える方が多いのではないでしょうか。

日本の不動産事業とカンボジアのマイクロファイナンスとの比較なら、カンボジアのマイクロファイナンス事業の方がリスクが高いように思えるのですが・・・

1号ファンドとのことで、これからシリーズ化?するのかはわかりませんが、継続的に資金を集めるのは、なかなか難しいのではと感じます。

投資見送り理由など・・・

ファンドの説明(公開情報)の中で、以下の様な注意書きがありました。

本営業において、弊社はお客様から円建てで出資金の出資を受け、借手に対して円建てで貸付けを行い、借手は借手のカンボジア子会社に米ドル建てで貸付けを行います。なお、本件マイクロファイナンス事業の運営は米ドルを用いて行われ、借手のカンボジア子会社による借手への事業者借入資金の返済は米ドル建てで行われることを予定しており、借手による弊社に対する本貸付債権等の返済は円建てで行われます。そのため、日本円、米ドル相互間の為替相場の変動によっては、借手が借手のカンボジア子会社から事業者借入資金を回収する原資が不足することで、結果として本貸付債権等の返済が遅延し、又は本貸付債権等の回収を行うことが困難になる可能性があります

※赤字への反転は管理人による、弊社はSBISLを指す

貸し付けは米ドルで行われるとのことです。

相応に円高に進んだ場合、回収原資が不足する可能性があるというのは大分リスクが高いと思います。

実際に何%円高になったときに、回収不足懸念が出てくるのか不明瞭です。

(例.3~5%程度の円高ならば、為替によるマイナス分を借手企業は負担してくれるが、5%以上の円高が進んだときは返済原資が減るなど)

「為替変動リスクは全て、借り手企業が負担します」ということであれば、円建てで4%程度のファンドやドル建てで7%程度のリターンが期待できるファンドして他の金融商品と比較できるのですが、それも難しいです。

(当ファンドの利回り水準3.8%+ドル円の1yearヘッジコスト2.8%程度)

2019年7月末時点のヘッジコストを使用

雑記

ちなみに、カンボジアの銀行でドル建ての定期を行うと4~5%程度つくそうです。

https://seishiron.com/ppcb/

https://manetatsu.com/2019/01/165111/

このファンドと同じ水準です。だからどうとまでは書きませんが。

(上記リンク先の情報は、あまり精査しておりませんので、ご留意ください。)

最後に

このファンドより常時募集されている不動産担保ローンの方が魅力的であると、私は思います。

従って、このファンドへの投資は見送ります。

他にも、色々なファンドが随時募集されますので、以下より確認してみてください。

SBIソーシャルレンディング

 

【クラウドクレジット】高利回り・高金利を期待できる事業者??

ソーシャルレンディング投資をされている方で、クラウドクレジットを知らない方はいないかと思います。

私がクラウドクレジットに抱いているイメージは

事業者リスクは低いけど、リスクの割にリターンが低いファンドが多い

です。

どういう意味なのか、少しだけ紹介させていただきます。

(私は口座開設は済ませていますが、現在の投資額は0です。)

事業者リスクについて

この点が低い事に関しては、他のメディア等で紹介されている通り、私も同意見です。

出資企業

さまざまな企業からクラウドクレジットは出資を受けています。

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※クラウドクレジットのHPより

見覚えのあるロゴはありませんか?

maneoも同様なので、あまり全面に出すのも気が引けますが、プラスであることは間違いないでしょう。

メディア露出の多さ

お知らせ「ガイアの夜明け」にてクラウドクレジットが紹介されます|クラウドクレジット

上記リンク先にある通り、誰もが知っていて、影響力の大きなメディアで紹介されたのは、クラウドクレジットが初めてなのではないでしょうか。

社長のtwitterでの発言がこまめにある点や、セミナーの開催等、情報発信は細目に行っている印象があります。

問題を起こしている事業者は、みな、このあたりへの取り組みが薄かったように思います。

事業者への信頼感をプラスへと働きかけていると思います。

 

個別ファンドについて

クラウドクレジットでは、さまざまなファンドが募集されています。

償還実績が豊富という観点からは、

  • 東欧金融事業者支援ファンド(円ヘッジ、現地通貨共にあり)
  • マイクロローン事業者ファンド(円ヘッジ、現地通貨共にあり)

等でしょうか。

これらのファンドは、それなりに金利も乗っていて(円ヘッジベースで6~7%程度)魅力も高いと思います。

そのほかにも、新興国での事業を対象としたファンドも多数あります。

新興国事業ファンド

新興国事業を対象としたファンドも多くあります。

  • ナイジェリア未電化地域支援ファンド4号(ナイジェリア・ナイラ建て)
  • アフリカ未電化地域支援ファンド3号(ウガンダシリング建て)

ナイジェリアファンドは期間6ヶ月で、金利は13.0%

ナイジェリア未電化地域支援ファンド4号:ソーシャルレンディング商品情報|クラウドクレジット

アフリカファンドは期間25ヶ月で、金利は10.6%で募集されていました

【ウガンダシリング建て】アフリカ未電化地域支援ファンド3号:ソーシャルレンディング商品情報|クラウドクレジット

数字だけ見ると高いように見えますが、あくまでも現地通貨ベースでの金利ということに注意が必要です。

為替リスクがつきまとうという表現や注意はクラウドクレジットや他のブログでもよく記載があります。

その通りです。新興国通貨のボラティリティは非常に激しいです。そこでのリスクも大きくのしかかります。

ただし、金利水準については、「高金利」としか言及されておらず、違和感を覚えることが多いです。

金利水準のチェック

この節は、私独自の見解です。とリスクヘッジしておきます。。

2019年現在、日本の金利は0%を切っています。

日本の1年国債の利回りは▲0.2%程度です。

ソーシャルレンディングのファンド(満期1年)の金利が円ベースで5.0%であれば、

  • 5.0-(-0.2)=5.2%

で、5.2%分だけ、国債と差があり、そのファンドが国と独立して持っているリスクに対して、5.2%のリターンを享受することができています。

私は、このように、その国の政策金利や国債利回りに対して、差がどの程度あるのかに魅力を感じます。

新興国の政策金利や短期国債の金利水準はどうでしょうか?

  • ナイジェリアの6か月国債の金利は11.6%。
  • ウガンダの2年国債の金利は12.2%。

クラウドクレジットのファンドは、

  • ナイジェリアファンドは期間6ヶ月で、金利は13.0%
  • アフリカファンド(ウガンダシリング建)は期間25ヶ月で、金利は10.6%。

クラウドクレジットファンドの金利と新興国国債の金利は、ほぼ変わりません。

  • ナイジェリアファンドのスプレッド=13.0-11.6=1.4%
  • アフリカファンド(ウガンダ)のスプレッド=10.6-12.2=-1.6%

例として2つしか挙げていませんが、このようなファンドが複数あります。

そもそもウガンダという国をよく知りませんし、「ウガンダ国」と「クラウドクレジットで募集しているファンド」に対する信頼感はどちらも変わらない!!という判断なのであれば、この金利水準でもよいのかもしれませんが。。

私はこれらのファンドに魅力を感じません。

とっているであろうリスクの割に、リターンが低く感じます。

肩をもつのであれば、新興国の国債を買うこと自体ハードルが高いので、それに似たような特性(国)を持つことができるという点に意味があるといったところでしょうか。

※金利水準は以下サイトより参考しました

世界の国債 - Investing.com

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最後に

高金利という単語だけ飛び交っていて、「それはそうだけど…」というモチベーションで紹介させていただきました。

ただ、事業者としては、ある程度信頼のおけることは事実とも思います。

ファンド償還実績のある、東欧金融事業者支援ファンドやマイクロローン事業者ファンドは投資妙味があるようにも思えます。

クラウドクレジットは、他事業者以上にファンド選択が重要であるといえるでしょう。

↓↓もしも登録意欲がわいた方は以下よりお願いします。↓↓

 

 

【投資記録】2019年6月の資産運用結果 ~ソーシャルレンディング&投資信託~

2019年6月の投資記録です。

既に何があったのか忘れ気味なのですが、記録だけは続けたいので残しておきます。

米国の利下げ期待で、金利も下がるし、株も上がるしで、どの資産も値上がりするような環境でした。

したがって、今月の損益は+13.2万円とプラスで終わりました

ショートをしていない人は、負けようがないので当たり前なのですが。

【投資記録】2019年5月の資産運用結果 ~ソーシャルレンディング&投資信託~

先月分の記録は↑より、ご参照ください。

ソーシャルレンディング

結果

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今月の税引き前利益は+1.2万円でした。

投資行動など

LCレンディングからの償還金があり、出金しました。

7月に入り、残りのファンドに関しても、早期償還の連絡があったので、預け金は0となります。

maneoグループに再投資することはないです。

ボーナスも入り、資金のだぶつきが恐ろしいことになっていたので、クラウドバンクに追加入金しました。

ただし、クラウドバンクでもファンドの資金貸付先が見れるようになり、積極的に投資したいものが少ないことも判明してしまい。。。

7月にFundsやCREALの大型案件が控えており、こちらに投資できた際には、リバランスしていきたいと思っています。

クラウドバンク

投信・インフラファンド

■2019/5/31時点

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■2019/6/28時点

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今月も売却は一切行わず、積み立てを行っていただけです。

従って、今月の損益は+11.9万円となりました。(カナディアンソーラー投資法人の権利落ちがあったため、想定通りの配当が入れば+16万円ほどになります。)

今後の方針も、特に変わりません。

まとめ

  • ソーシャルレンディングへの投資残高:467万円
  • 投信・インフラファンドへの投資残高:649万円
  • テーマ投資残高:7.0万円
  • 今月の損益:+13.2万円 

米国が景気後退の予防的な意味合いで利下げをしようとしていますので、金融市場の調整も少し後ずれしそうというのがコンセンサスになりつつあるかと思います。

  • maneoグループ⇒他事業者に償還金をシフト
  • どうしても、株を買う気にならないのですが、新規資金は積み立て投資に淡々とつぎ込む(大部分は株式)。

変わり映えしませんが、↑二つの方針を今月も続けていきます。

 

【maneoマーケット/GIL/JCサービス】ファンド返済資金の行方は??

マネオマーケット(GILのHP)およびJCサービスから、衝撃的なお知らせがありました。

詳細は、下段の本文部分をご確認ください。

とりあえず、maneoマーケット/GIL/JCサービスは、投資家第一に考えている事業社ではないと私のなかで整理できました。

取り上げずに別の記事を書くのも気持ち悪いので、今更ですが取り上げます。

この記事を読むことで、何か示唆になるようなものはありませんとだけ、前置きします。

 

マネオマーケットからのお知らせ

2019/6/26に、延滞案件に関する報告として、グリーンインフラレンディングのHP上に知らせがありました。

一部分を以下に引用します。

5 月 17 日に報告したとおり、JCS社及びGIL社は、4 月 26 日、JCS社のホームページにおいて、「海外水力発電所1案件(募集金額約 2.5 億円)につきまして、同発電所を売却する契約が締結され、かかる契約に基づく売買代金の入金によって、関係会社を通じてGIL社に元本返済が完了している」旨を公表し、また、弊社においても、GIL社借り手資金口口座を確認したことにより、GIL社への 2 億 5000 万円の着金を確認したことをご報告いたしました。しかしながら、弊社において、従前からご報告しております分配方針に沿い対象ファンドの出資者への分配であるか否かについて、本件契約における売却代金であることを確認するため、確認すべき事項に対する回答をGIL社に求め、その際、GIL社から上記案件に係る資金を管理している口座の入出金明細を入手したところ、GIL社から投資家の皆様に分配されるべき 2 億 5000 万円について、投資家の皆様への分配に充てられるのではなく、GIL社からJCS社あてに上記 2 億 5000 万円全額が送金されていることが判明しました
また、弊社において、上記 2 億 5000 万円のJCS宛ての送金の事実を踏まえ、GIL社が、投資家への皆様への分配を行うため 2018 年 7 月 6 日に供託していた約 7 億 5000 万円(以下「本件供託金」といいます。)の状況についての調査を実施したところ、GIL社は、同年 11 月 22 日、その取戻しを行っていたことが判明いたしました。さらに、弊社は、上記事実の発覚を踏まえ、GIL社及びJCS社に対して、事実関係の詳細の説明を求めていたところ、両社から、両社名義の 2019 年 6 月 21 日付書面により、「GIL社は、本件供託金の取戻しにあたり、JCS社との間で合意書を締結し、投資家への償還方法が決定するまで、JCS社への本件供託金の貸付けを実施することとした」旨の回答がありました
上記金額の合計約 10 億円は、投資家の皆様に分配するべき資金であり、GIL社の保有する他の資金と分別した上で適切に保管されていて然るべきところ、上記案件との関連性なく、JCS社あてに合計約 10 億円全額の送金が行われていたことは、弊社として到底許容できるものではなく、JCS社に対しては、一刻も早く全額をGIL社に返金するよう要請する所存です。  

いろいろと書いてありますが、簡単にまとめると

  • JCサービスはGILへ、約10億円ほど元本返済を目的として入金していた。
  • しかし、その10億円は、再度GILからJCサービスに送金されていた。
  • マネオマーケット社は、その事実を知らなかった。

理解不能としか、書くことがありません。

GIL社とJCサービス社に関しては、悪い事を考えているんだなと納得できる部分はあります。(善悪という観点ではなく、自分の利益を最大化させるためにすべき事をしている??みたいな観点から納得できる。)

一方で、マネオマーケット社がこのことを認識していなかったという点には、疑問しかありません。

そもそも今回の事象は、マネオマーケット社が管理すべき口座から、10億円がJCサービスに送金されていたということだと認識しています。

マネオマーケット社は何をしていたのでしょうか? 

何の管理もできていないし、投資家第一なんてマインドは一切ない、雑な仕事をしていることがわかります。

 

JCサービスからのお知らせ

2019/6/27に、「グリーンインフラレンディングによるファンド資金の返済について」というお知らせが掲載されました。

2.投資家の皆さまへの分配・償還に関するMM社との協議状況について
MM社は、本年 6 月 26 日、MM社が管理するグリーンインフラレンディングのウェブサイトにおきまして、上記1.⑤の海外水力発電所1案件(募集金額約 2.5 億円)に関し、「GIL社から投資家の皆様に分配されるべき 2 億 5000 万円について、投資家の皆様への分配に充てられるのではなく、GIL社からJCS社あてに上記 2 億 5000 万円全額が送金されていることが判明しました。」とのメッセージを掲載し、また、「GIL社が、投資家への皆様への分配を行うため 2018 年 7 月 6 日に供託していた約 7 億 5000 万円(以下「本件供託金」といいます。)の状況についての調査を実施したところ、GIL社は、同年 11 月 22 日、その取戻しを行っていたことが判明いたしました。」とのメッセージを掲載しました。
かかるMM社の掲載につきましては、十分調査をせずに掲載した不十分な情報であるとともに、当社及びGIL社としてMM社に回答をしているにもかかわらずその内容を充分反映しておらず、投資家の皆様に誤解を与えかねないことから、当社及びGIL社の認識をご説明させて頂きます。
(1)海外水力発電案件に係る返済資金のGIL社から当社への送金の経緯について

GIL社が関係会社を通じて返済を受けた資金については、本来であれば、匿名投資組合契約に基づき、速やかに投資家に償還しなければなりません。しかしながら、従前より当社及びGIL社とMM社との間で投資家への償還方法につき見解の相違が生じており、償還の実現までには、相当の時間を要することが明らかでした。MM社との間で締結したファンド管理システムの利用・提供に関する業務提携合意書によれば、投資家への償還が実現できない現状においてすらも、ファンド募集に係る高額な取扱手数料が発生し続けております。そのため、MM社が投資家への償還を行わないことから、投資家からの投資資金の元本が毀損してしまう虞があります。このような状況は、投資家保護の観点から、到底看過できるものではありません。そこで、GIL社は、投資家の利益保護の責務を負う匿名組合契約の営業者として、上記資金を1か月程度運用することとし、かかる運用により得た利益で投資家からの元本の毀損を防ぐとともに、可能な限り募集時に表示した運用利回りに近い配当を実現できるようにすることとした次第です
(2)本件供託金の取戻しの経緯について
当社は、昨年 7 月 11 日付けで予定していた投資家への償還のため、同月 5 日付けで、関係会社を通じてGIL社に借入金の弁済を完了しておりました(返済額合計約 7.5 億円)。しかしながら、MM社がGIL社からの投資家への償還するためのシステムの利用を認めなかったために、GIL社は、法的根拠はないもののMM社から投資家へ償還してもらうしかないと考え、やむを得ず、同月 6 日付けで、東京法務局に本件供託金を供託しました。その後、当社及びGIL社は、MM社に対し、4か月以上にわたり本件供託金の投資家への早期償還を求め続けましたが、その間、MM社からは募集案件とは何ら関係のないデータを含めた一切の財務情報の開示を求められるのみで、投資家への償還に向けた具体的な協議が進むことはありませんでした。
そこで、GIL社としては、本件法的根拠のない供託金が投資家に償還される見込みのないまま供託された状態が続くことは投資家保護の見地から好ましくないものと判断し、同年11 月 20 日付けで本件供託金を取戻し請求することとしました。本件供託金の取戻しにあたり、GIL社は、より多くの償還原資を確保するため、当社との間で合意書を締結し、本件供託金についての投資家への償還方法が決定するまで、当社に対する貸付けを実施することとしました。
GIL社としては、MM社との間で本件供託金の償還方法に関する協議が整い次第、当社から上記貸付けの繰り上げ弁済を受けて、本件供託金についても該当案件の投資家への償還を実施する予定です。

まず、マネオマーケット社のお知らせの次の日に掲載されていることから、マネオマーケット社およびJCサービスが裏でつながった上での一連のやりとりになっていると予想されます。 

システムの利用が認められていないのに、システムの使用料が発生しているという点は突っ込みません。

ただ、

  • 投資家に黙って、資金をJCサービス側に移管する
  • 今更約10億円の資金を何で運用することができるのか

など、色々と一般的な感覚の持ち主には、思いも付かないことが色々と書かれています。

10億円を一ヶ月間という短期間で、何で運用したのかは是非聞いてみたいものです。

最後に

この話題に触れる方が減ってきている様な気がしています。

勿論、何の生産性のない記事を書いても仕方ないので、スタンスとしてはそちらの方が正解でしょう。

私としてもわざわざ取り上げたいとは思わないのですが、過去記事でもさんざん触れてきたので、収束するまでは記事にし続けようかと思います。

 

【期失・遅延】maneo(マネオ)の新座案件に関して、進展は??

maneoの新座案件は今も、元本回収に至っていません。

遅延案件が増えすぎて何の案件??と言う方も、「担保提供者の前所有者が対象不動産に処分禁止の登記をしたことにより、売買決済が成就できていないという謎案件」と書くとピンと来る方もいらっしゃるかと思います。

前回に記事でまとめた後も、maneoから連絡は継続して受けています。

この記事でまとめておきます。

↓↓前回記事はこちら↓↓

 【続報】maneo(マネオ)の新座案件に関して、メール回答は??【期失・遅延】

結論だけ、簡単にまとめると

「元本回収に向けて動いてくれてはいるが、まだまだ終わりは見えない」

といった所と思います。

ファンド内容

ファンド名:【事業者C社向け】埼玉県新座市エリア 不動産担保付きローンへの投資

担保は埼玉県新座市の土地です。

↓にスキーム図を掲載します。

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延滞について

2019年5月以前までの記録は、記事上部にあるリンク先よりご確認ください。

以下にmaneoから受領した連絡を、時系列順にまとめます。(引用部分は全てmaneoからのメールに記載されていたものを抜粋したものです。)

2019/5/10

(1)金融機関からの資金調達による返済
前回までに、担保提供者が別金融機関からの資金調達に向け対応中であることをご報告いたしましたが、その後の状況については、当社として確たる情報を得られておりません。
当社は事業者C社に対し、具体的な進展状況の把握に資する対応とそれに基づく報告を行うことを要請中です。

(2)不動産売却による返済
前回ご報告のとおり、対象不動産に処分禁止の仮処分登記が設定されており、売買決済の支障となっております。
売買の成就を見越した大手住宅施工会社との売買契約に係る延長合意はなされておりますが、処分禁止の仮処分の登記を抹消するためには、当事者間の和解が必要となります。
当社は、和解に向けた交渉を行っているとの報告を事業者C社から受けておりますが、その進展の見込みや交渉状況が把握できる追加の裏付け資料が必要との認識から、事業者C社に対し取得、提供を求めております。

(3)競売による回収
競売申立が裁判所に受理されました。この後は所定の競売手続きに沿って進行します。
一般的に入札日が定まるには半年程度の期間を要しますが、手続きの経過に関する情報は競売の当事者に対しても非開示となっております。
お伝えすべき事項がございましたら速やかにご報告いたします。

「対象不動産への処分禁止の仮処分登記」が売買決済の支障となっていると記載がありますが、これさえ無くなればファンドクローズとなるように読めてしまいます。どうなのでしょうか?

この案件に関する問い合わせをしても、回答はないので待つしか無いのですが・・・

また、競売の方もスタート地点に立ったということで、満額返済となるかは怪しいが、返済0で音沙汰もなく忘れ去られるということはなさそうです。

2019/5/31

1.回収活動状況について

これまでのご報告にもございますように、対象不動産に処分禁止の仮処分登記が設定されており、売買決済の支障となっております。
売買の成就を見越した大手住宅施工会社との売買契約に係る延長合意はなされておりますが、
処分禁止の仮処分の登記を抹消するためには、当事者間の和解が必要となります。
前回のご報告以降も、当事者間における裁判外の和解に向けた協議が継続しているとの報告を事業者C社から受けております。
当社としては、引き続き協議の進展状況が確認できる資料の取得を事業者C社に対して求めております。
なお、競売申立が裁判所に受理され、所定の競売手続きに沿って進行中であり、当社や事業者Cをはじめとする関連当事者に書面が送達されております。
前回のご報告のとおり、一般的に入札日が定まるには半年程度の期間を要しますが、手続きの経過に関する情報は競売の当事者に対しても非開示となっております。

5末の報告においては、ほぼ何も進展なしと見て良いかと思います。

2019/6/21

1.回収活動状況について

前回までにご報告しましたとおり、対象不動産の売買決済の支障となっている処分禁止の仮処分登記を抹消するべく当事者間の和解を図っており、
事業者C社からは、6月末に和解に向けた協議に関する追加情報が得られる見込みがあることを伝え聞いております。
改めてこの情報を確認の上、皆様にご報告いたします。
なお、対象不動産に対する競売手続きは引き続き進行しております。

競売にならずに当初想定したルートで売買が行われれば、元本毀損となる可能性は低そうですので、是非とも和解に向けて進んで欲しいです。

希望みたいな物をちらちらと小出しにされている感じがするのですが、結果利息+元本が返ってくれば何でも良いです。

最後に雑談

和解に向けた協議に関する追加情報」なるものが入ってくれば、またブログにまとめたいと思います。

最近、記事を書く時間を作れなくなっているのですが、週1更新を目標に継続したいと思っています。

更なる雑談

社会人の皆様はボーナスが支給される頃かと思いますが、使い道はおきまりでしょうか?

私は魅力的な投資先も見つからず、迷っているところです。。

 

日銀は短期金利を引き下げるのか?【▲0.1%⇒▲0.3%】

久しぶりのブログ更新となりました。

このところ金融市場が大きく変動していますね。

特に債券。

世界的に金利が落ちるところまで落ちてきている中で、さらに深く沈んでいきそうな気配が漂っています。

一層の金利低下を予想するのであれば、短期的に債券を保有すれば良いとも思うのですが、なかなか我々のような一般投資家は債券を買いたいとは思いませんよね。。

本日は主観100%で、だらだらと株・債券市場のことを書きたいと思います。

米国市場は弱含むのか?

経済指標が予想比下振れると、「利下げ期待が増して、株式市場は上昇」とかいう謎めいた動きが続いています。

経済状況が悪いのに、株が上がるってどういうこと??って、感じしませんか?

米中貿易摩擦という爆弾を秘めながらも、この一点を頼りに市場が持っている様な印象です。

6月の利下げはないけど、7月にはFRBが動く可能性が高いという考えが主流派になってきているように思います。

トランプさんも、振れていません。

個人的には、株式市場もまだまだ高く推移していますし、インフレ率もほぼほぼ目標値付近なので、利下げの必要などないと思っているのですが。

ここでカードを切ってしまうと、先進国で「利下げ」という切り札が使える国が無くなってしまうのが怖いです。

G20も怖いです。

日本は?

米国のベース金利は2.5%ありますので、利下げしても良いかもしれません。

ただし、周辺国はこまります。

日銀は短期金利を▲0.1%付近でコントロールすると銘打っています。

しかし、Fedの利下げの後、世界経済の成長鈍化や金融環境の引き締めリスクに対抗するために、さらに金利の深掘りをしてくるのでは?という予想もでています。

JPモルガンは、9月に日本の短期金利を▲0.1%から▲0.3%への引き下げを見込むと予想を出していました

こうなってくると、何が何だかわかりません。

 

もうひとつ話題を。

日本の30年国債の利回りは0.367%(2019/6/14時点)です。

(ソーシャルレンディングで、年利3%が低めって感覚ですが、別世界です。)

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※Investing.comより

「誰が買うんだよ」という水準ですが、生損保勢は買う物がないから、しょうが無く買って、また金利が下がるという流れです。

ただ面白かったのは、6/13は、あまりにも金利水準が低すぎて、入札が集まらない場面がありました。

いい加減金利下がりすぎて、誰も買わなくなる水準が見えてきたということでしょうか。(短期金利が引き下がれば、下に突き進むでしょうが。)

話が難しくなってしまうので、詳細は↓記事を参考にしてください。

最後に

じゃあ、どうするの?ってことだと思います。

金利が下がると思っているなら、今のうちに債券を買っておけば良いだけです。

ただ、私は買いたくないです!!!

株式市場ももうしばらくは大丈夫だと思いますが、中期的に見れば調整が入るような気もする・・・。

ということで、中間策で、債券も株式も日次で積み立て投資をすることにしました。(少し前までは、株式一本でした)

市場が調整したときに、債券に振り分けていた資産を株式に回したいと目論んでいます。

ところで、このような投資行動の変更は、たいがい失敗するものです。

あくまでも、私はこうするというだけです。

失敗した際には、精神的にもきついものがあるので、読んでいただいている方は、真似しないようにしてください笑

 

【投資記録】2019年5月の資産運用結果 ~ソーシャルレンディング&投資信託~

2019年5月の投資記録です。

今月の損益は▲22.2万円でした。

月初の米中貿易摩擦の懸念に始まり、株式市場は下落トレンド。

債券市場はこのイベントに反応するという一面もありましたが、各経済指標の弱さなどにしっかりと反応する形で金利低下(価格は上昇)。

典型的なリスクオフ相場でした。

5月は「セルインメイ」とか呼ばれていて、株安・債券高相場になりやすい・・・みたいななことを以下記事で書いていましたが、その通りになってしまいました。

【投資記録】2019年4月の資産運用結果 ~ソーシャルレンディング&投資信託~ 

↑先月の投資記録

以下、詳細を記録しています。

 

ソーシャルレンディング

結果

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投資額は約500万円のまま推移しています。(内、約150万円延滞)

今月の税引き前利益は+1.4万円でした。

投資行動とか出来事とか

今月はmaneoで延滞していたファンドから、一部元本が返ってきました。

以下リンク先で記事にもしています。

【ご報告】遅延案件(千代田区案件)の分配が完了していました【maneo(マネオ)】

この償還金は、SBIソーシャルレンディングの不動産担保ローンファンドに投資しました。

【SBIソーシャルレンディング】匿名化解除が進む!SBISL不動産担保ローン事業者ファンドNeo

今後も、maneoファミリーから引き上げた資金を別のソーシャルレンディング事業社に振り替えていきたいと思います。

投信・インフラファンド

SBI証券の保有証券の管理画面を掲載します。

■2019/4/26時点

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■2019/5/31時点

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冒頭にも記載したとおり、かなり株が下げたことで含み益が28万円から5万円まで減りました。

今月も投資信託等の売却はしておりませんので、含み損益の変化額がそのまま資産全体の損益となります。

従って、今月の損益は▲23.4万円となりました。

ポートの大部分は株式のインデックスファンドですので、株式相場が下がる際にはこうなります。

さらに相場が下がっていくことも想定されますが、

  • 今のうちに売却するのか?
  • さらに下がった後に売却するのか?
  • 今後も淡々と積み立てていくのか?

いろいろな選択肢が考えられます。

狼狽して雑に判断したものでなければ、↑のどの行動でも良いと思います。

何が正解なんてありません。結果論でしかないですので。

まとめ

  • ソーシャルレンディングへの投資残高:487万円
  • 投信・インフラファンドへの投資残高:612万円
  • テーマ投資残高:6.9万円
  • 今月の損益:▲22.2万円

だらだらとした景気後退期が続くような気がしています。

ソーシャルレンディングは貸付先の選択がより重要になってきますし、値動きの大きい資産を相当量保有している場合は心構えが必要でしょう。

実は投資行動を若干変更しているのですが、そちらに関しては次回の記事で紹介させていただきます。

 

ニッセイ インデックスファンドの報酬率引き下げ!三菱も追随するか?【最安の座は・・・!?】

ニッセイアセットマネジメントから、インデックスファンド6本の信託報酬の引き下げがアナウンスされました。

一番の目玉はやはり、外株インデックスファンドの報酬率引き下げでしょう。

税抜きベースで0.1090%から0.0999%への変更です。

少し細かく、見ていきたいと思います。

 

プレス内容

下記URLがプレスです。

https://www.nam.co.jp/news/fpdf/190523_press101.pdf

6/27以降より、外国株式以外にも、 国内債券、外国債券、国内株式(TOPIX、日経)、4資産バランスの6つのファンドの報酬率が下がるとのことです。

基本的には、委託会社と販売会社ともに報酬率が下がるような改訂ですが、外国株式だけは様相が異なります

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※上記URLより

全体で信託報酬は0.01%ほど下がっていますが、そのほとんど全てを委託会社が被る様な形となっています。

販売会社の料率がほとんど下がっていません。

おそらく、販社の理解を得ることができなかったのでしょう。

SBI証券や楽天証券では、投信の保有残高に応じてポイントを付与しています。

それを考えると、今の水準でもSBI証券は利益ほぼなし、楽天証券はむしろ赤字くらいです。

この2社に限った話ではないですが、販社ではこれ以上の値下げは許容できないでしょう。

委託会社目線

残高は1200億円弱ありますが、現在の水準でも委託会社に入る収入は年間で5,300万円ほどです。これがこの改定により、4,250万円ほどに下がります。

このファンドをいくら売っても全然商売にならないなと思ってしまいます。

ただし今後、消費者に浸透していくのは積み立てNISAや各社DCでラインナップされているような、料率の低いファンドでしょう。

「儲ける」という観点は捨てて、膨れあがっていくであろうインデックス業界でのプレゼンスを獲得することに意味を見いだしているのでしょう。

今の両立水準でも利益貢献はほぼゼロだから、どうでも良い的なマインドもある気がしますが??

我々消費者側は、手数料が下がってくれることは嬉しいのですが・・・

 

三菱UFJ国際投信について

インデックスファンド業界でバチバチとやり合っているのは、皆さんご存じ三菱UFJ国際投信のemaxis slimシリーズです。

信託報酬率は常に業界最安にすると銘打っているシリーズです。

今回のニッセイの変更に、間違いなく追随してくるでしょう。

外株emaxis slimファンドは、500億円以上残高が積み上がると委託会社の料率が下がる仕組みとなっています。

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2019年5末時点での残高は400億円ほどです。

仮に、

  • ニッセイのプレスを受けて、料率を0.0999%に下げる
  • その後、ファンド残高が500億円を超える

という事態が起きると、三菱が単独の業界最安ファンドを抱えるということになります

ニッセイはこれにも対抗していくのであれば、消耗戦という単語がふさわしい構造になります。

最後に

この2社の他に、インデックス業界に割って入るのは相当厳しい気がします

利益うんぬんではない、別観点の称号を奪い合っています。

日系大手の運用会社は銀行or証券or保険会社が親会社についており、親会社の頭が固いと思い切った行動を取ることはできないからです。

もう一つ思うこと

インデックスファンドの料率を下げる際には、必ず既存ファンドの料率を下げるようにお願いしたいです

「新しいファンドを設定し、料率を業界最安にしました!!」といわれると、投資家は今保有しているファンドを売却して、新ファンドに乗り換える必要があります。

すると、売却益に税金がかかったり、取得簿価の高いものを売却する必要があります。

まさかとは思いますが、既存ファンドの信託報酬をそのままにして、料率の低い新ファンドを設定するというセンスのない運用会社が出ないことを祈っています。

 

【ご報告】遅延案件(千代田区案件)の分配が完了していました【maneo(マネオ)】

2019/5/22、「分配のお知らせ」というメールをmaneoより受領しました。

内容は、返済が遅延していた千代田区案件の分配についてです。

報告記事となります。

 過去記事一覧(遅延内容もまとめています)

  • ↓ 3/14付

【maneo(マネオ)】期失・遅延案件の途中経過!株式会社リクレの見立てはどうなっているのか?? 

  • ↓ 5/7付

【債権回収!】遅延・期失案件(千代田区)のクロージング連絡【maneo(マネオ)】

 

ファンド内容

ファンド名:【不動産担保付き】1,200億円突破記念ローンファンド【第3弾】

ファンド条件
  • 運用利回り:6.3 %
  • 貸付実行日:2018年05月24日
  • 返済完了日:2019年01月28日

↓にスキーム図を掲載します。

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分配結果は?

キャプチャ画面

以下画像は、maneoのマイページ画面をキャプチャしたものです。

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分配予定日5/22の欄に100,084円とありますが、この額が本日分配されていることを確認しました。

そして、すぐに出金申請しました。

maneoに預けている金額は、延滞中案件も含めて27万円ほどになりました。 

分配金の内訳

5/22に利益として分配された金額は660円のみです。

遅延による上乗せ等はございませんでした。ないものは仕方ないでしょうが。

ファンドとしての最終的な利率だけ確認しておきます。

  • 運用開始日:2018年5月15日
  • 分配完了日:2019年5月22日
  • 元本額:100,000円
  • 税引き前利益総額:5,099円

運用開始日から約1年経過し、元本返済となっています。

大雑把ではありますが、このファンドとしての利率は約5.0%ということになりました。

これだけならば、問題なさそうに見えてしまいますが、そういうわけにはいかないですよね・・・

最後に

「リターン水準の高いファンドに投資をしているわけで、そのリスクの一部が表面化しただけです。問題ありません!!」と遅延中ファンドが少なければ、締めくくることができるのですが。。

maneoマーケットの現状からは、なかなか。

出金した分の資金は、別の投資資金に回します。

 

【SBIソーシャルレンディング】匿名化解除が進む!SBISL不動産担保ローン事業者ファンドNeo

SBISLでも貸し付け先の匿名化解除対応が始まりました。

主要所は着々と対応が進んでいます。

正常化が進んでいるのは確かで、この対応に遅れる営業者は資金を集めることが難しくなっていくでしょう。

匿名化解除対応

プレス

プレスが出ていました。↓

ソーシャルレンディングにおける借手開示対応の開始について | SBIソーシャルレンディング|貸付型クラウドファンディング

記載されていることは、2019年5月17日以降に募集するファンドでは、借手に関する情報の開示対応を順次開始します・・・的なことです。

SBISLもクラウドバンク同様に、貸付先限定情報として公開しているので、ブログ等に限定情報は記載しません。

SBISL不動産ディベロッパーズローンファンド14号

匿名化解除案件第1号は「SBISL不動産ディベロッパーズローンファンド」でした。

募集は終わってしまっているので、簡単に紹介だけ。

貸付先の情報を見れると言っても、この案件のために設立された合同会社であり、たいした意味はありませんでした。

ただし、担保物件の詳細(ファンドで開発しようとしている物件)を確認することができるようになっており、以前と比較すれば判断材料は増えたといえるでしょう。

 

ファンド内容(担保や開発内容)を確認できましたが、投資意欲はそそられませんでしたので、投資は見送っています。

そもそも、ファンド募集時に、時間を作れなかったと思いますが・・・

SBISL不動産担保ローン事業者ファンドNeo 1号

SBISL不動産担保ローン事業者ファンドPlusの後継なのでしょうか。

以前までのPlusファンドでは、主要な貸し付け先が複数あるのかな?と思っていましたが、本案件は主要な貸し付け先は1社に絞られていそうな気がします。

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ファンド条件 
  • 予定年間利回り:6.5%
  • 運用期間:約12カ月
  • 募集額:9億円
その他

担保価値については以下の様な記載がありましたが、具体的な担保内容を確認することができませんでした。

(どこかに記載があれば、お教えください。)

担保価値の85%から先順位債権額を引いた金額(先順位がいる場合)を貸付額の上限としています。

あくまでも、本ファンドの資金使途は

借手が行う不動産担保ローン事業における事業資金(借手の顧客に対する貸付金)

です。

ローン事業社からの要請で再融資先の担保物権を公表していないのか、SBISL側で開示する必要がないと判断したのかはわかりません。

SBISL側がどのような先に資金を再融資するかを認識していないと言うことは無いと思いますが・・・(そうでなければ、担保価値などという単語を用いて、上記引用部分のような記載はできないはずです。)

我々投資家サイドとしては、SBISLと投資家限定情報に掲載されているローン事業社を信用できるなら投資するというスタンスになりそうです。

最後に

言いたいことを言っておきながらも、営業者としてのSBISLには信頼を置いています。

マネオから一定額償還がありそうなので、SBISL不動産担保ローン事業者ファンドNeo 1号には投資したいと思います。

募集に際しては、クリック合戦になると思いますが。。

 

【クラウドバンク】流行に上手く乗った!?上場企業事業拡大支援ファンド【投資記録】

クラウドバンクへは投資を継続しています。

償還金があれば、再投資するスタンスです。

しかし、最近は太陽光の案件ばかりで再投資するのも気が引ける状況でした。

そこに、新ジャンルファンド

上場企業事業拡大支援ファンド」が募集されました。

ソーシャルレンディング業界の時流に乗っかる様なファンドでしたので、紹介します。

いろいろな所で話題になっていると思いますので、最後の部分だけでも。。

上場企業事業拡大支援ファンド

ファンド条件

ファンド条件は以下の通りです。

  • 予定利回り:5.0%
  • 期間:約5ヶ月
  • 貸付総額:79,200,000円
  • 担保・保証:会員限定情報で開示

担保および保証の詳細は会員限定の情報ですが、公開情報部分に以下の記載がございます。

本プロジェクトは、JASDAQ上場企業の100%子会社が本営業者から次の資金使途で資金を借り入れ、担保となる不動産の売却により得られる収益等から本件融資の返済を行います。

なお、JASDAQ上場企業が連帯保証を行いますので、プロジェクトの成否に依らずJASDAQ上場企業が本融資に対して連帯保証債務を履行する(返済を行う)義務を有しております

どこかで聞いたような文言ではないですか?

ファンド概要

ファンドの概要を把握するのに、わかりやすい図が掲載されていました。

事業内容は、土地の転売。

貸付先はとある会社の100%子会社とのことです。

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貸付先会社の親会社への扱いがこのファンドの肝になっています。

さらにファンド公開情報を読み進めると以下の図がありました。

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ファンドのプロジェクトが失敗しても、融資先の親会社(JASDAQ上場企業)がデフォルトしなければ元本は返ってくる仕組みとなっています。

この仕組みおよびスキームは、今とても勢いのある他事業者を意識していると思われます。

勿論、投資家目線からはフェーバーですので、ありがたいことには変わりないですが。

ただし、利率に関しては他ファンドより若干低めの年率5.0%となっています。

貸付先について

この貸付先や親会社名が気になる方は、会員限定情報ですので、クラウドバンクのHPにてご確認ください。

実際に貸付先会社のHPで有報を少し読みましたが、どうやらソーシャルレンディング事業に足を伸ばすことを考えているようです。

また、クラウドバンクではないソーシャルレンディング事業社と業務提携を結んだりもしています。

そこで募集すれば良いのでは?と思ってしまったのですが。。

実験的な要素も今回のファンドにあるのでしょうか。

所感

上場企業の保証付きだから安全とかそういうことを発信したいのではありません。

2017年までは、ソーシャルレンディング業界において、デフォルト事例はほとんどありませんでした。

私含め楽観的な投資家が増えて、ファンドに求める最優先事項は利回りだったように思います。

ただ、2018年にはこの流れが一変しました。

投資家目線で安全そうなファンドに資金が集まる傾向にあります。

その最たる例が「上場企業による保証付き」というワード付きのファンドだと思います。

資金を集めることで手数料を稼ぐ事業者であり続けるためにも、クラウドバンクも色々と手を打っており上手いなと。

このファンド募集からは、これからもソーシャルレンディング業界で「稼ぐ意志」のようなものが見え、私は好感を持ちました。

クラウドバンクには引き続き、お付き合いをお願いしたいと考えています。

実際にこのファンドへは償還金を用いて再投資しています。

クラウドバンク

 

【債権回収!】遅延・期失案件(千代田区)のクロージング連絡【maneo(マネオ)】

2019/5/7付けでマネオHPにて、さらなる遅延案件の発生が掲載されています。

そんななか、当ブログでも紹介していた延滞案件の一つである千代田区のファンドにおいて、債権の回収が終了したと連絡を受けました。

↓↓前回報告記事

【maneo(マネオ)】期失・遅延案件の途中経過!株式会社リクレの見立てはどうなっているのか?? 

いつもいつも延滞の記事ばかり書いており、クロージングの連絡を記事にしないのはフェーバーではないので、ご報告までに記事にします。

ファンド内容

ファンド名:【不動産担保付き】1,200億円突破記念ローンファンド【第3弾】

担保は東京都千代田区の土地・建物です。

ファンドの募集総額は16億円です。

↓にスキーム図を掲載します。

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経過報告

回収報告を受けたのは、5/7です。

以下引用部分は、全てメールで連絡を受けたものとなります。

5/7付

1.回収活動状況について

前回のご報告において、金融会社への債権譲渡がクロージング最終段階であることをお伝えいたしました。
その後、対象不動産に対して申請されていた登記が完了し、債権譲渡の支障となる登記の申請ではなかったことが確認できました。
従いまして、事業者C社から金融会社への債権譲渡が正式に成就いたしました。
事業者C社は債権譲渡対価として16億円を受領し、当社は事業者C社から同額を返済金として回収いたしました。
本回収金は、maneo株式会社ローンファンド匿名組合契約約款第10条2項の規定に則り、5月22日に分配する予定です。
分配の内訳につきましては、改めてメールにてご案内させていただきます。


2.今後の状況報告について

本件の回収活動は終了いたしましたので、本メールをもちまして、定期報告は終了とさせていただきます。

「マネオ社は事業社C社(クラレ)から、16億円をファンドの返済金として回収した」とあります。

この記載があるので、16億円分は投資家に返済されます。

ただし、3月以降、このファンドの利息は支払われていません。

ファンド募集総額は16億円ですので、回収できたのは元本分のみとなります。

従って、3月以降の利息についてはもらえないと予想しています。

元本返ってくるだけ良いですが。。

 

3/28付 

折角ブログを書いているので、経過を全てまとめるためにも、前回記事以降に受け取っていた連絡も同時にまとめておきます。

興味のある方だけ、ご覧ください。

前回までにご報告いたしましたとおり、本件担保物件につき、不動産事業者DMと売却予定先との間で売買契約が締結済みであり、
3月下旬までを目途に最終の残金決済が行われる予定であったところ、不動産事業者DMから事業者C社に対し、
売却予定先が資金調達に難航しているため、当該契約が解除になる見込みであるとの報告がございました。
その後、事業者C社は事実確認を行っておりますが、現時点では契約解除には至っていないものの、
不動産事業者DMからは売買契約の延長合意をするのか、もしくは解除の方向で進めるのかという具体的な見通しの報告を受けておりません。
この状況を受け、事業者C社は前回ご報告しました金融会社との間で、債権譲渡の交渉を進めています。
交渉中の金融会社は、外資系の投資・資産運用会社のグループ企業です。
現時点では合意に至っておりませんが、金融会社は引き続き早期の購入を希望しています。
なお、債権譲渡の金額やクロージングの条件につきましては、交渉中であるため明示は差し控えますが、
金額につきましては処分価格での譲渡ではなく、不動産事業者DMの売買契約の実現可能性との比較において設定し、
交渉中であることを申し添えさせていただきます。
以上のとおり、事業者C社は、引き続き担保物件の売買の状況を確認し、回収手段として残しつつも、
債権譲渡の交渉を進めることで早期回収に努めている状況です。

4/11付

前回のご報告以降、対象不動産の売買に係る状況変化はございません。
依然として、現時点では契約解除には至らないものの、今後の延長の有無について、その見通しを把握しきれずにおります。
かかる状況を受け、事業者C社は前回までにご報告しました金融会社への債権譲渡を本格的に進行させ、現在、クロージング最終段階まで進んでおります。
前回のご報告のとおり、債権譲渡の金額等の諸条件につきましては、交渉過程という事情により明示は差し控えさせていただきますが、
交渉上の守秘義務に違反しない範囲で開示できる内容がございましたら、次回以降ご報告させていただきます。
上記のとおり、事業者C社は、引き続き担保物件の売買の状況を確認し、回収手段として残しつつも、
債権譲渡の交渉を進めることが、現状における早期回収の方途であるとの認識にたち、回収に努めている状況です。

4/25付

前回のご報告以降、対象不動産の売買に係る状況変化はございません。
現状を把握すべく不動産事業者DMに報告を求めているものの明確な回答が得られておらず、
また、新たな登記が申請されているため対象不動産の謄本が閲覧できない状態となっております。
状況の把握は登記の完了が見込まれる5月上旬以降になるものと思われます。
一方で、前回報告していた金融会社への債権譲渡はクロージングの最終段階にきておりますが、
前述のとおり現在の登記内容が閲覧できない状況のため、登記の完了後に内容を確認し、最終決定がなされる見込みとなっております。
上記のとおり、事業者C社は、引き続き担保物件の売買の状況を確認いたしますが、
現時点では債権譲渡の交渉を進めることが、最速の回収手段にあたるものと判断しております。
また、新たに設定される登記の内容によっては、不動産競売の申立にも着手することとなります。

いまさらグダグダと指摘するのは違うのかもしれませんが、一つだけ。

事業社C(クラレ)およびマネオマーケットは、資金の貸し付け先を全然ハンドリングできていないですね。

最後に

邪推中の邪推なのですが、事業社Cが回収した金額は、本当に16億円なのでしょうか?

きりが良すぎて疑ってしまいます。

なんとか元本割れしない価格になるよう、調整してくれたのでしょう。あまのじゃくが過ぎますので、この辺りで。

15万円ほど投資しているので、勿論嬉しい?です。

まだ実際に分配されたわけではございません。分配あり次第、報告致します。

 

【5月まで】ふるさと納税、済ませましたか?還元率30%の見直しの前に!!

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私のように資産の絶対額が少ない方は、支出を抑えて投資に回す資金を増やすことも資産形成において重要です。

ただ支出を抑えてばかりでは、贅沢ができない。。

ふるさと納税は、このニーズを満たしてくれていると思います。

2019年6月、そんなふるさと納税の制度に見直しが入ります。

全国の自治体に対し、

  • 返礼品額の比率を寄付額の3割まで
  • 地場産品以外を返礼品としない

という条件の監視がより一層と厳しくなります。(詳しい中身は記事の1.2節参照)

少しでもお得に納税をするのであれば、5月までに済ませることをオススメします。

ご存じの方も多いかと思いますが、以下で紹介致します。

6月から変わること

そもそもふるさと納税とは?

ここでは詳しく書きません。細かい解説はいろんなサイトでされていますし。

あまり詳しく無い方向けに触りだけ。

(利用者側から見た)ふるさと納税とは、

  • ある自治体に寄付することで、さまざまな返礼品を実質2千円でもらえる

実質2千円になるというのは、(寄付金額-2,000)円が所得税や住民税から控除されるからです。

※収入に応じて控除金額に上限がある点には注意

「税金を前払いする代わりに返礼品をもらえる」といったイメージでしょうか。

控除が無ければ、本当にただただ寄付して、お返しをもらうだけになってしまいます。

この控除に係る部分が、6月以降に変わります。

返礼品額の比率を寄付額の3割までに・・・

各自治体は返礼品を豪華にして、競争するかのごとく、ふるさと納税を募っています。

現状、いろいろなサイトでふるさと納税をすることができますが、人気の高いものは基本的には返戻率が3割以上だと考えて良いでしょう。

そんな中、国は以下の様な指針を打ち出しました。

6月以降の寄付については総務相が指定した自治体でなければ、寄付しても税の控除を受けられなくなります。寄付者にとってメリットがなくなり、寄付は減るでしょう。

指定を受ける条件は2つあります。一つは返礼品費用の割合が3割以下であること、もう一つは返礼品が地場産品であることです。6月までに各自治体の返礼品が2つの条件を満たしているか、総務省が調べて指定自治体を決める見通しです。

地場産品にはそこで主要な加工をした製品なども含まれます。特産の乏しい市町村は、都道府県や近隣市町村と共通の返礼品を設けることもできます。

引用:ふるさと納税どう変わる? 返礼品競争過熱で見直し :日本経済新聞

6月以降は、返戻率が3割をこえることが明確なものはなくなるでしょう。

税控除が受けられない自治体に、ふるさと納税が集まるとは思えませんので。

従って、少しでもお得にこの制度を活用するのであれば、返戻率3割以上の自治体が残っている5月中に行うべきとなります。

ごちゃごちゃ書きましたが

上記変更はご存じだった方も多いと思います。

私が訴えたかったことはただ一つ。

ふるさと納税、忘れていませんでしたか??

私は忘れてました。

 

買おうとしているもの

誰得ですが、書きたいので少しだけお付き合いください。

うなぎ 

ふるさと納税では、うなぎ蒲焼170g×5本を20000円の寄付で頂けます。

提供元は、「うなぎ屋かわすい 川口水産」さんです。

かわすいさんは、楽天市場で販売活動を行っているようです。

【楽天市場】定番アイテム > うなぎ蒲焼きロング > 蒲焼きロング150g:うなぎ屋かわすい 川口水産

150g×5本で14,000円となっています。(2019/5時点)

  • ふるさと納税では、170g×5本が20,000円。
  • 普通に買おうとすると、150g×5本で14,000円。

納税者(消費者)目線で考えたら、還元率が70%以上あることは明確です。

6月以降は、お目にかかれなくなる設定かと思います。

個人的なオススメ度1位です。

(人気が高くしょっちゅう品切れになっているようです、注文できるようであれば是非。)

 ROYCE’人気品詰め合わせ

家族が好きらしく、昨年納税して頂いてみたのですが、大当たり。

自分自身甘い物が好きなのでバイアスがかかっているかもしれませんが、おすすめできます。

量もかなり多く、売値ベースでの還元率も40%前後だったと記憶しています。(昨年)

詰め合わせの中身はランダムかと思います。

今年も5月中に、当別町に納税します。

ふるさと納税サイト「さとふる」

私はこのサイトを使って、ふるさと納税をしています。

定期的にキャンペーンを行っており、昨年12月末、今年3月末も駆け込みを狙ったキャンペーンを行っていました。

2019年5月末も行うかもしれません。

タイミングも見計らおうかと考えています。

  • 当別町(ROYSE)は打ち切りにならないだろうから、5月ぎりぎりまで待つ等・・・

最後に

ふるさと納税当初の目的とは離れて、ショッピング的な要素が多分にあります。

ですが、個人的には楽しいので続いてほしいし、続く限り利用します。

釈迦に説法ですが、日用品も頂くことができるので、実用性を追い求めることもできます。

何にせよ、どうせ納税するならば、5月までに一定額済ませた方がよりお得かと思います。

お忘れの方は、ぜひ!!