【カバード債券】投資ルールの考え方
この記事では、どのような形で標題のファンドに投資しているのかを紹介します。
そんな考え方をする人がいるんだなあ・・・といった形で参考にして頂ければ幸いです。
このファンドへの私の投資基準(ルール)は
「余った資金をすべてカバードボンドに回す」
です。
大雑把すぎる投資基準??
大前提として、キャッシュを預金のままおいておくことが一番もったいないことだと考えています。
米国債やバンクローン等も検討しましたが、キャッシュ代替として投資する際に、為替リスクを負うことは許容できませんでした。仮に為替ヘッジ付きの米国債に投資をしたら利回りは0%前後(先進国債券全般で同様)で、全く魅力はありません。
しかし、デンマークのカバードボンドであれば、為替ヘッジをつけた上で年間2%弱のプラス利回りが期待できます。
また、前回までの記事で、カバードボンドのリスクも紹介しました。相応にリスクは低く、無リスク資産に近しい形で投資しても良いと考え、「余った資金を全部いれよう!」と決めました。
↓前回の記事
具体的なルールの中身
私の場合、給与とソーシャルレンディングの元本返済が毎月ありますので、これを何かしらに投資する必要があります。
- 決まった額を株式の投資信託に日次積立
- 再生可能エネルギー案件に投資していたソーシャルレンディング資金は、一部インフラファンドに振り替え
というルールを作ってはいましたが、maneoマーケット系列の事業者への追加投資はやめていることから、キャッシュがだぶつき気味でした。
- 株式への投資&インフラファンドへの投資&ソーシャルレンディングへの投資
これをして、それでも余った資金はカバードボンドへ回すこととしました。
余剰資金を回しているだけですので、投資資金としてはそこまで膨らんでいませんし、カバードボンドへの投資金額は金融資産の10分の1までと決めております。(全然キャッシュ代替になってないという突っ込みはあろうかと・・・)
このルールが最適だとは思っていませんが、
昨年の結果だけ見ると、株式やヘッジ付き外債がマイナスリターンに沈む中、堅調にプラスリターンを残してくれています。今のところはうまくいっていますし、伝統四資産(内外株と内外債)との相関の低さも良いなと感じています。
最後に
このファンドは、デンマークの住宅ローン価格や返済にほころびが生じると、リスクも顕在化してきます。
しかし、欧州圏の金利水準は当分上がる気配がなく、債券価格・ローン返済に悪影響もなかなか出ないだろうと考えています。米国が今年利上げを複数回行うことができれば、次はユーロ圏?という流れもあるかと思いますが当分先と予想しています。(米利上げができたとしても株が下げていけば、それはそれでユーロ圏の利上げはまだまだ先。)
ソーシャルレンディング等とは異なり価格変動リスクはありますが、無リスク資産に近しい性質を持っていますのでキャッシュ代替として投資を続けていきます。
※ソーシャルレンディングが無リスク資産に近いとは全く思っていません。
昨今の相場付き(ソーシャルレンディング含め)を見ていると、追加投資していくことに二の足を踏んでしまう方が多いと思います。市場が下がっている時こそ株式等へ投資すべきだとも思いますが、資産のすべてを振り向けるなんてことは怖いかと思います。
分散先の一つとして、参考になれば幸いです。