ニッセイ・デンマーク・カバード債券ファンドの投資記録!カバードボンドは株式市場混乱期にも上昇!
ソーシャルレンディングの代替資産として投資を始めたカバードボンドですが、運用結果が好調です。
特に、株式市場やハイイールド債市場が落ち込んだ2018年12月にもしっかりとプラスリターンを残していました。
運用状況を紹介しますので、変わった投資先の一つとしてご参考ください。
カバードボンドおさらい
【カバード債券】ニッセイ・デンマーク・カバード債券ファンドの紹介!
↑リンク先記事で記載したとおりですが、改めて概略だけ紹介します。
カバードボンドとは「担保付きの債券」であり、デュアルリコース(リコースローン)という特徴があります。
公募投信「ニッセイ・デンマーク・カバード債券ファンド」で投資対象となっているデンマークのカバードボンドの収益源は以下の通りです。
- 期限前償還リスクがあることによる相対的に高いクーポン
- 為替ヘッジをすることでプレミアムの享受
為替ヘッジをすることでプレミアムを享受することができているのは、デンマークの金利が日本より低いためです。
この関係性が崩れると、為替ヘッジすることでコストが発生することになります。
運用状況
2018年12月
デンマーク・カバード債券ファンドのリターン:+0.25%
ハイイールド市場や株式市場が大きく価格を崩している一方で、先進国の金利は低下していましたので先進国債券は上昇していました。
デンマークのカバードボンドは期限前償還リスクがありますが、信用リスクは低いと考えています。
実際、ハイイールド債のようにリスクの高い債券は価格を下げる中、カバードボンドは先進国債券同様に価格を上げていました。
2019年1月
デンマーク・カバード債券ファンドのリターン:+0.82%
1月に入って、FRB(米国の中央銀行)が利上げに逃げ腰な姿勢を見せて、各国の金利が下がったことで債券価格はカバードボンドに限らず全面的に上昇しておりました。
従って、リターンも+0.82%と高い結果になっています。
ちなみに直近、1/31の基準価格 10220円から2/18までで10315円まで上がっています。
購入する際のポイントと今後の計画
当ファンド購入時に注意してほしいポイント
このファンドを購入したい!と思った方は、購入時手数料にお気をつけください。
当ファンドの債券のクーポン水準は2%程度と絶対値だけ見ると低めです。
期限前償還リスク・信託報酬に購入時手数料が加わると、残る物が何もない・・・といった水準になってしまいます。
主要なネット証券(SBI証券や楽天証券)であれば、購入時手数料が0%で済みますので、口座開設されていない方は以下よりご参照ください(2019/2 現在)。
ネット証券口座は一つ開設しておいて、損はないでしょう。
以下バナーより、私も使用しているSBI証券サイトへ飛ぶことができますのでご参考ください。
最後に(今後の計画)
米国は結局金利を上げにくい状況になっており、欧州圏も米国に習えでなかなか引き締める方向には進まないでしょう。
ですので、債券価格自体は安定して推移することを予想しています。クーポン狙いでカバードボンドの保有は続けます。
ただし、デンマーク・カバードボンドの投資額は金融資産の10分の1に近づいており、追加投資(積立投資ですが・・・)はストップしようと考えています。